公務員薬剤師をやめた理由
他の記事でも紹介していますが、私はもともと公務員薬剤師をしていました。そして、下記の記事にも記載したように、公務員薬剤師になるデメリットがあまりにも大きくなったため退職を考え出しました。年功序列の低収入(月の手取りが30万円を超えるのは40歳前後・・・)でサービス残業に負われる日々の中、結婚して、こどもが生まれて、家族を養っていかなければならないと考えた時、新型コロナウイルス感染拡大で実家との行き来が制限されてしまった状況で、もう転職するしかないとの決断に至りました。
▼公務員薬剤師になるメリット・デメリットを解説しています!▼
悩んだこと なにを優先するか・・・
就活・転職する上で重要な要素は、大きく3つとされています。
① お金(収入、厚生年金、家賃補助、扶養手当、通勤手当、退職金等々・・・)
② 時間(残業、有給消化率、拘束時間、通勤時間等々・・・)
③ やりがい(キャリア、転勤、スキルアップ、資格取得等々・・・)
この中で私は、学生、新社会人の頃から、③のやりがい(キャリア)ばかりを考えて生きてきました。キャリアアップに繋がるのであればと重い、毎日3~5時間のサービス残業も進んで行ってきました。毎日、車で片道1~2時間かけて、高速代も合わせ交通費が【 2~3万/月 】かかりましたが、職場から支給されるのは、【 4~5千円/月 】でした。
つまり、①お金や②時間を全く考えられていなかったということです。そして、結婚して、こどもが生まれて、家族を養っていくことを考えれば、とてもじゃありませんが、生活していくことがままならなくなってきました。
「薬剤師なのに!?しかも、公務員なのに!?」と思われる方もいらっしゃるかもしれませんが、これが現状でした。
そこで、今度は①お金(家族のための資金)と②時間(家族との時間)を最優先に考え、子育ての援助も考えて、実家近くの民間の調剤薬局に転職しました(収入と時間を確保してくれる企業を選びました)。もちろん、年収は100万以上は上がりますよね・・・公務員でなくなったので、副業もできるようになりましたし★
次で紹介しますが、これも転職サイトを利用して、私はかなり「わがまま」を言いましたが、それをかなえてくれる条件に合う企業を探してもらえたおかげだと思っています。
今の職場が本当に辛い方へ
薬剤師の職場であれば、そこまで悲惨な状態に置かれている方は少ないかもしれませんが、それでも人間は本当に辛い状況に置かれると、「そこから逃げる」という手段、つまり「退職」という判断ができなくなります。誰かに助けを求めるにも、求めようのない状況もあります。
何が言いたいかというと、そんな辛い状態になる前に「自分を大切にして!」ということです。
お金、時間、やりがいのどれを大切にするにせよ、それ以前に自分が心身共に「健康」であることが大前提です。もし、「もう辛いな・・・」と重い始めているのであれば、「このまま今の職場を続けていけるのか?」、もう一度考えて見て下さい。
▼以下の様な、退職代行サービスもありますので、本当に辛い方は利用してみて下さい▼
その後は・・・
現在は、まあお金と時間に余裕があるかと言われれば、とてもあるとは言えませんが、少なくとも公務員薬剤師をしていた時に比べれば、定時で帰れるし、収入もかなり上がったし、家族のためにお金と時間を使える様になりました。本当にあの惨状から抜け出して良かったと思っています。もし、転職を考えている方がいらっしゃれば、下記の記事も参考にして頂ければと思います。