私の個人的な意見ですが、私の経験談から実際に転職の際に使用したオススメの転職サイトをご紹介します。どうしたら自分にあう転職サイトを選べるのか?なぜ、一個人の感想なんかでオススメの転職サイトを紹介するのか?その理由についても解説します。
前置き
転職サイトランキングの罠
私のオススメの転職サイト5選を見る前に、ネットで「薬剤師 転職」と調べて見て下さい。大量に「転職サイトランキング」というページがヒットすることでしょう。これらを見てみて下さい。おそらく全てバラバラの結果が散見されると思います。なぜこんなものが乱立しているのでしょうか?これもどれも、まるで公式ページのような振る舞いで記載されているものも多いですね。
ここで大事なのは
「こんなランキングページにだまされてはいけない!」
ということです。
これらのページを作っているのは誰でしょうか?本当に薬剤師でしょうか?いいえ、ほとんどのページは全く薬剤師とは関係ないような求人紹介で利益を得るような素人によって作成されているのが事実です。作成者が薬剤師であると評しているページは、ほとんど存在しません。
ランキング以外にも、こんなページにはご注意を!
中には、私は「薬剤師さんの転職のプロ」と表して近づいてくる輩も多く存在しています。薬剤師だから信用できるというわけではありませんが、「薬剤師の転職エージェント全てが信頼できる」とは限らないのです。特に転職エージェント側の人間が作成したページなどは、転職エージェント側に有利になるように、「複数の転職サイトは利用しないように!」なんて語っているので要注意です。転職エージェントからしたら、転職を希望する薬剤師が複数の競合するライバル転職サイトに登録したら、自分達の利益が確実に減ってしまうからです。転職エージェントとしては、極力ライバルは少ない方が都合が良いのです。
▼【注意】こういうサイトには注意!▼
どんなページを信頼したらいいのか?
可能な限り、薬剤師が作成しているページを閲覧するようにしてみましょう。薬剤師作成のサイトは信頼度が上がる可能性があります。個人の実体験などが、生々しく語られている方が信用性が高いですね。かなり作り込まれていてきれいなページや、不特定多数の口コミが大量に羅列されているものは、架空の口コミがあるため、注意が必要です。
▼薬剤師作成のサイトは信頼度が高い▼
どうしたら自分にあう転職サイトを選べるのか?
では、何を信頼して、どの転職サイトを登録したら良いのでしょうか?求人数でしょうしょうか?業種(病院・薬局・MR・その他)でしょうか?会社の規模でしょうか?
確かにそれもポイントにはなるでしょう。しかし、最も重要なのはそこではありません。
最も大事なのは転職エージェントの「スペック」、「相性」、「モチベーション」です。
どのサイトに登録したとしても、あなたに付いたエージェントがあなたに「ジャストフィットするか?」と言われると、それは100%ではありません。運が悪ければ、不良エージェントがついてしまう可能性もあります。
つまり、どの転職サイトに登録したとしても、優秀なエージェントが付くかもしれないし、不良なエージェントが付くかもしれません。そして、ここで大事なポイントがあります。
それを感じるのはあくまでも転職をした薬剤師の主観であるということです。
転職した薬剤師の主観・・・つまり、転職した薬剤師個人個人の感覚でどの転職サイトがフィットするかどうかが変わってくるということです。
従い、どの転職サイトがフィットするかを探す手段としては、
「必ず複数の転職サイトを利用する」
ということになるのです。複数の転職サイトに登録することにより、あなたにジャストフィットする転職サイト、転職エージェント、転職求人先が得られる可能性が高まるためです。
▼詳しくは下記をご覧下さい▼
【薬剤師】使って良かったと感じた転職サイト 5選
「使ってみて良かったな」と感じた転職サイトを紹介します。
ファルマスタッフ (メディカルリソース)
私の感想としては、このファルマスタッフが一番印象がよく、適切な意見や希望の求人を提供してくれたと思います。一番驚いたのは、面接や見学の際にエージェントが同伴してくれるという点でした。不安な中、また就活をするのか、面接をするのかと憂鬱な気持ちの中で、現場まで来て、同伴して頂けたのは非常に心強かったです。私が最終的に決めた企業は、ファルマスタッフから頂いた求人から選択させて頂きました。最後に知りましたが、私が選択した企業は、私が面接を受ける前まで募集枠がなかったそうですが、私のエージェントが企業に掛け合って、席を作ってくれたそうです。新型コロナウイルス感染症が拡大し、求人が少ない中で、ここまでして頂けたことにはとても感謝しています。
ちなみに、この会社は「日本調剤」の子会社であり、とても【ブラック】な印象がありました。しかし、きいてみれば、紹介案件も「基本的に要望されなければ、まず日本調剤を紹介することはない」ということでした。経営上は日本調剤の傘下ではあるものの、基本的に転職支援の中で「日本調剤は全く関係ない」ということでした。これをきいて、私だけかもしれませんが、逆に安心できました。
アプロ・ドットコム
求人を検索する上では、公開範囲(薬剤師求人数No.1)が広かったため、手始めに利用してみました。新型コロナウイルス感染症が拡大し、求人が減少傾向の中で、求人数の多さは助かると思いました。ここも印象はよかったのですが、それよりも転職する際の意識する点や履歴書の書き方(ほぼテンプレートまで作ってくれました)、面接・見学で確認しなければならない点なども丁寧にアドバイスしてくれました。退職のながれまでアドバイスしてくれたのは、アプロ・ドットコムだけでした。
ジョブデポ
ここは他の転職サイトと大きくことなり、ジョブデポを通して転職を行うと最大で40万円のお祝い金が支給してもらえるということです。正直、私はかなり退職金ももらえたし、有給消化も2ヶ月ほどとれたので、あまり魅力を感じなかったのですが、すぐに転職する必要がある方、退職金が期待できない方には是非、登録して頂きたいサイトの一つです。もちろん給与や勤務時間など直接聞きにくいことは全て対応して頂けたし、エージェントの方の対応もとても丁寧で、印象がよかったです。
お仕事ラボ
お仕事ラボは、株式会社アイセイ薬局の100%子会社である株式会社AXISが、厚生労働大臣の有料職業紹介・労働者派遣の正式な許可を得て運営する薬剤師の転職、派遣を無料で紹介する転職サイトです。お仕事ラボは、たまたま私のエージェントがそうだっただけかもしれませんが、求人はもちろんのこと、どちらかと言うと、生活状況に寄り添ってくれるような話が多かったです。今後、子供が成長につれて生活状況に合わせて、業務スタイルを変更できるかなども、色々とヒアリングして頂けました。
私は結局、お仕事ラボを使用しなかったのですが、下記のようなオプションもあるようです。
・転職サポート新規会員登録で1万円支給。
・面接で交通費支給3万円支給。 ※初回のみ薬局との面接が完了後
・お仕事決定で最大10万円支給。
薬キャリ m3キャリア(エムスリーキャリア) ※急ぎの場合
正直、薬キャリ m3キャリア(エムスリーキャリア)は至急で転職が必要な場合を除いてはオススメはしないというのが私の答えです。
これはあくまで私に付いたエージェントの場合ですが、良く知られている大手の転職サイトでは、「ところかまわず電話をかけてきて、ところかまわず面接に行かせる」なんていう対応がザラに多い中で、薬キャリはまさにその典型的パターンでした。なんども電話とメールの怒濤攻撃で、「数行け!数こなせ!ところかまわず行きなさい!」というイメージでした。
逆に言えば、「早急に転職先を探す必要がある場合」には、スピードを求める会社になりますので、選択してみても良いかもしれないですね。
後で知りましたが、薬キャリの業務形態ですが、「薬剤師の転職が成功しなくても、面接・見学までたどり着いた時点で薬キャリ側に報酬が発生する」スタイルだそうです。そのため、別に薬キャリ側からすれば、大事なのは、私たち転職を望む薬剤師の転職が成功するか、しないかではなく、「どれだけ面接・見学を行かせられるかどうか」であり、それが薬キャリの収入源でもあるようです。
薬剤師 転職サイト 一覧
転職サイト 公式ページ |
個人的 |
求人数 | 展開 範囲 |
スピード |
◎ | 【調剤薬局】 49,768 【ドラッグストア】 8,841 【企業】 272 【病院】 3,562 |
全国 | 普通 | |
◎ | 【調剤薬局】 24,245 【ドラッグストア】 13,163 【企業】 73 【病院】 542 |
全国 | 普通 | |
○ | 【調剤薬局】 1,857 【ドラッグストア】 6 【企業】74 【病院】1,377 |
全国 | 速い | |
○ | 【調剤薬局】 12,808 【ドラッグストア】 2,569 【企業】 29 【病院】 93 |
全国 | 普通 | |
△ | 【調剤薬局】 21,567 【ドラッグストア】 3,275 【企業】 158 【病院】 1,434 |
全国 | 異常に速い |
※印象 ◎:非常に良かった ○:良かった △:良くなかった
※比較表最終更新:2021年1月
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