認定・専門資格の試験勉強をしている際に、「正式な過去問」が公表されていない場合、Googleで「○○ 過去問」とか「○○ 試験問題」等で検索したことはありませんか?
今は自作の文章等を手軽に販売できる「note」、「ココナラ」、「メルカリ」等のコンテンツが普及しつつあり、そういったプラットフォームを用いて、「過去問」と称して、販売されるケースが増えてきています。
試験前に「不安」になってしまう気持ちは、痛いほどよくわかりますが、今回はその「危険性」について記載していきたいと思います。
著作権侵害?!
実際に過去にあった事例として、ある薬剤師の先生が「●●認定薬剤師」の試験を受験、合格し、その後、一生懸命に記憶を振り絞って「オリジナルの過去問」を作成し、インターネット上で公開・販売しました。しかし、この「●●認定薬剤師」を運営している「●●学会」は「正式な過去問」は公開していませんでした。
その後、この先生の自宅に以下のような、「著作権侵害」を通知する文面が届きました。
実際に過去問は公開されていないため、「あくまでも記憶での模倣」であり、「過去問ではない」という反論もあったようですが、「認定者の質・レベルを著しく損なう」、「倫理的に許しがたい」等々の徹底的に批判を評する文面が記載されていたようです。(個人的にはその程度のことでレベルがさがるテストであれば、運営側にも問題があるようには感じましたが‥)
そして‥ここから「●●学会」からのこの先生は徹底的な追求・攻撃と、処罰を受けました。更には、その「購入者」までが対象とされる危険性も考えられました(詳細は不明)。
合格取消し!?認定資格の剥奪!?
最終的には、この先生は努力して得た●●認定薬剤師の「認定剥奪」、●●学会からの永久的な「除名」となってしまったとのことです。(「法的な金銭の請求」については詳細不明)
このページで今回伝えたいことは、「安易に過去問と称されているコンテンツを購入・販売してはいけない」ということです。先ほども述べましたが、「不安になる気持ち」は痛いほどわかります。私も数々の資格を受験してきましたので‥このようなコンテンツを購入してしまったが故に‥せっかく努力して勉強して勝ち取った「認定・専門資格」が剥奪されてしまう可能性もありますので、十分に注意を払って頂ければと思います。