外来がん治療認定薬剤師 筆記試験(CBT試験)の勉強方法(試験対策コンテンツを紹介)

A 外来がん治療認定&専門薬剤師

外来がん治療認定薬剤師の筆記試験(CBT試験)は難しい?

結論:ハッキリいって、めっちゃ難しいと思います‥(個人差あり‥)

筆記試験の通過率も事例審査と併せて毎年40%程度と低いものになっています。なんと言っても、出題の範囲が広すぎる、膨大なのです。また、問題のレベルが1つ1つ高いものに設定されているため、添付文書だけでなく、適正使用ガイド、診療ガイドライン、レジメンの必要事項、診療報酬、緩和ケア等々‥様々な情報を把握しておかなければなりません。現在は、CBT試験に移行され、全国各地で受験できるように改変されましたが、それでもテストの内容、難易度は高まっており、更なる勉強量と受験対策が必要になってくるでしょう。

外来がん治療認定薬剤師 試験問題の過去問は?

結論から申し上げると‥外来がん治療認定薬剤師の新規申請試験における‥

試験問題の過去問は公開されていません‥
余裕があれば、下記のページの記事も併せてご覧下さい。
外来がん治療認定薬剤師の新規申請の「難しさ」について、簡単に記事をまとめております‥

note等のSNSで受験された先生方が、経験から試験問題を模倣して販売されているケースもありますが、その質、レベルも煩雑であり、著作権違反の問題もあるため、あまり手にとることはオススメできないでしょう‥(後々になって購入した履歴から、たとえ仮に試験に合格できたとしても、合格資格が取消しになるリスクを孕んでいるのです‥)

試験対策に役立つ学習コンテンツを紹介

本ページでは、試験対策に役立つ学習コンテンツをご紹介させて頂きます。

がん専門・認定薬剤師のための がん必須ポイント(じほう)


まず、代表的な学習書籍(コンテンツ)としては「がん専門・認定薬剤師のための がん必須ポイント」が挙げられるでしょう。これはかなり多くの先生がすでにご存知、もしくはすでにご購入済みではないでしょうか。内容を見て頂ければ一目瞭然かと思いますが、非常によくまとまっています。私もこれを使って勉強していました。 

ただし、この「がん必須ポイント」にも欠点があるのです。それは『最新情報』ではないという点です。後述する『がん診療レジデントマニュアル(医学書院)』は海外で進行中の臨床試験や新薬なども盛り込まれて作成されているため、発刊から数年後までの『新たに出てくる治療戦略』まで記載されていますが、残念ながら「がん必須ポイント」は現在(やや過去)までの内容しか記載されていません。ただ、それでも『試験対策の学習資料』としては十分なボリュームなんですけどね。

そのため、「読み切る」という目的では、非常に「有用」かもしれませんが、情報をそのまま鵜呑みにするのではなく、どこが更新されている内容かを随時、確認・把握していく必要があるのです。しかし、全ての項目に対して個人がそれを行うのは困難でしょう‥

がん診療レジデントマニュアル(医学書院)

こちらも多くの先生がお持ちの有名な書籍の一つかもしれません。こちらは、医師・看護師・薬剤師等々、様々な職種が使用できる一冊となっており、何より嬉しいのが、「2~3年に1度」と高頻度に改訂されていることです。つまり、比較的、最新のがん診療の情報を得ることができるため、試験対策における知識のまとめには非常に有用な一冊であることは間違いないでしょう。

しかし、このがん診療レジデントマニュアル(医学書院)にも欠点があります。それは、知識をアウトプットするための「演習問題がない」のです。ヒトは知識を定着させるために、情報をインプットし、そのインプットした情報をアウトプットすることによって、脳に知識をより定着させます。そのため、残念ながら‥正直なところ‥このがん診療レジデントマニュアルを読んだだけでは、個人差はあるかもしれませんが、あまり知識は定着させられない可能性があります‥

しかし!その欠点である「演習問題がない」、「知識アウトプットできない」というこの欠点を解決するコンテンツがございます。

がん治療に関わる薬剤師のためのアウトプット必須問題集

こちらの「がん治療に関わる薬剤師のためのアウトプット必須問題集」は、全てのがん治療に関わる薬剤師が知識のアウトプットを行い、より知識を深めるための必須問題集となっております。日々のがん治療に携われる薬剤師の先生方の知識の再確認、新任の先生方の教材として、認定・専門試験等の対策教材として、様々な用途でご使用することができます。

何より嬉しいのは、「毎年の改訂」であるため、常に最新版を購入することにより、最新のがん薬物療法における情報をえることができるのです。これにより、がん必須ポイントの「更新されない欠点」とがん診療レジデントマニュアルの「知識をアウトプットするための問題がない欠点」の両方を補うことができる素晴らしいメリットがあります。つまり、この3冊を組み合わせることが、現状「最強最良」の勉強法ではないでしょうか。

がん治療に関わる薬剤師のためのアウトプット必須問題集|ボアラ【外来がん治療専門薬剤の端くれ】|note
全てのがん治療に関わる薬剤師が知識のアウトプットを行い、より知識を深めるための必須問題集となっております。日々のがん治療に携われる薬剤師の先生方の知識の再確認、新任の先生方の教材として、認定・専門試験等の対策教材として、様々な用途でご使用頂けましたら幸甚でございます。

また、こちらの問題集は「がん薬物療法専門医」が監修している書籍になり、何かしらの認定・専門資格における過去問ではないため、著作権等に対する懸念点についても安心して、使用・学習することができるメリットもあります。

具体的な試験対策の勉強法 

まずはできることから‥ということで‥とりあえず「がん治療に関わる薬剤師のためのアウトプット必須問題集」を解いてみましょう。「解答・解説」も付いていますが、より知識を深めるために、解く度に添付文書、適正使用ガイド、がん必須ポイント、がん診療レジデントマニュアル等を何度も読み返しましょう。各薬剤の適応、用法用量、使用上の注意点、相互作用、薬物動態等々‥まで見ながら知識を広げておきましょうね。やってみるとわかりますが、「簡単」でありながら「すごく面倒」な過程だと思います。しかし、こうしないとなかなかしっかりとした知識を定着させることができないため、この過程をちゃんと踏んで学習を進めましょう。「問題を暗記するだけ‥」とかは「何の意味もない」ので、しっかり調べながら学習してみて下さいね!

がん治療に関わる薬剤師のためのアウトプット必須問題集」を解く。

添付文書、適正使用ガイド、各種ガイドライン、がん診療レジデントマニュアル等を調べる。(Google検索等で何度も積極的に検索、わからない部分は調べましょう)

ひたすら‥その繰り返し‥

勉強法は各個人でジャストフィットするやり方が異なるため、「より自分に合う」勉強方法を実際に勉強していく中で探してみて下さい。できれば「楽しく」がん治療の勉強を少しずつでも良いので「コツコツ」と進めてみて下さい。

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