低用量ピルを使った女性のニキビ治療

美容・皮膚疾患

低用量ピルを用いた女性のニキビ治療を聞いたことはありますか?保険適応外の治療になりますが、実際に多くの報告で効果が認められています。低用量ピルの作用からニキビ治療における注意点までを解説していきます。

今回の記事内容は女性のニキビ治療について記載されています。男性のニキビ治療にはご使用できませんので、あらかじめご了承下さい。

この記事を読む前の注意点

本記事は、厚生労働省の個人輸入代行業の指導・取締り等について、遵守し、無承認医薬品の広告を行うものではありません。あくまでも医薬品の事実的な薬理作用、臨床上の役割について記載しているものであり、個人での使用を推奨するものではありません。

(1)顧客を誘引する(顧客の購入意欲を昂進させる)意図はありません。
(2)特定医薬品等の商品名を明らかとはしていません。
(3)一般人が認知できる状態にはなく、専門的知識が必要な記載内容です。

個人輸入代行業の指導・取締り等について|厚生労働省
個人輸入代行業の指導・取締り等についてについて紹介しています。

本記事はあくまでも薬剤師の国家資格をもつ者としての私見であり、身の安全を保証するものではなく、医薬品を使用した際に有害事象が生じた場合には責任を負いかねます。副作用の危険性について理解した上で、医薬品を使用する場合は自己責任での治療を行って下さい。ご心配な方は、医薬品を処方できるクリニックへの受診をお勧めします。

低用量ピルとは

ストレスでニキビができる原因と治し方|「マイナビウーマン」

概説

黄体ホルモン(プロゲステロン)と卵胞ホルモン(エストロゲン)の2種類の女性ホルモンを合わせてできた錠剤です。主に避妊の目的等で使用され、コンドームや緊急避妊薬よりも避妊効果が高く、生理痛や、月経前症候群(PMS)などにも効果があります。

避妊における作用メカニズム

ピルを服用すると、ピルに含まれるエストロゲンとプロゲステロンは、腸から吸収され、肝臓をとおって、全身の血液中を循環します。そしてそれらが、性上位中枢である視床下部や下垂体に作用し、エストロゲンやプロゲステロンが卵巣から分泌されているという情報に置き換えてしまいます。その結果、視床下部からGnRHや下垂体からFSHとLHの分泌も抑さえてしまいます。したがって、卵巣中の卵胞は刺激を受けないため卵胞の発育や排卵が起きません。そして、卵巣は休んだ状態を維持することになるのです。

一方、両ホルモン剤は、子宮の内膜にも働きかけます。エストロゲンによって、内膜は増殖するものの、プロゲステロンの作用により、その増殖は抑えられ、比較的菲薄な内膜となり、例え排卵し、受精しても着床でき難い状態となります。また、子宮の入口にある頚管粘液の性状が濃厚粘稠となり、精子が子宮内に入って行けない環境にもなっています。

このようにして、ピルは、排卵抑制のみならず、2重、3重のメカニズムで、避妊効果をよりいっそう確実なものにしているのです。

女性のニキビの発生メカニズム

月経前から月経中にかけてニキビができやすくなる原因は、「エストロゲン」と「プロゲステロン」という女性ホルモンの分泌です。この2種類の女性ホルモンの分泌によって月経が周期的に行われるようになっていますが、肌トラブルにも関係しています。

排卵の後から生理前にかけてプロゲステロンの分泌が増加しますが、プロゲステロンは皮脂の分泌を促す作用があります。そのため、過剰に分泌された皮脂が毛穴に詰まりやすくなってしまうことがニキビに繋がります。また、エストロゲンは肌に潤いを与えて状態を整えてくれる作用がありますが、月経が終わる頃まで減少しています。そのため、肌は乾燥しやすくなっており、乾燥しないように皮脂を過剰分泌することでニキビができやすくなってしまうことも原因になります。

また、年齢を重ねるごとにホルモンバランスは乱れやすくなり、男性ホルモンが優勢になります。
女性でも男性ホルモンは本来分泌されているものですが、ホルモンバランスが崩れることで男性ホルモンによって皮脂が過剰分泌されます。これが月経前のホルモンバランスの変化も加わることでニキビの出来やすさを加速させ、「大人ニキビ」と呼ばれるニキビを作ります。

低用量ピル 女性のニキビへの治療効果

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避妊薬であるピルは、生理不順や生理痛改善などさまざまな目的でも用いられていますが、ニキビの改善にも効果があると言われています。月経前にはニキビやできやすくなりますが、ピルを内服することでホルモンバランスの乱れを整えることができることからニキビができやすい環境を抑制できます。

また、ピルを内服すれば男性ホルモンの分泌も抑制されるため、皮脂の過剰分泌も抑制されます。
そうすれば、大人ニキビの改善も期待できます。

皮膚科に数ヶ月通ったけれど、まったく改善しなかった。」という女性の方も数多くいます。 一般的な皮膚科で治療可能なのは軽症のニキビです。炎症がある程度進んでしまうと、ビタミン剤、抗生物質、ビタミンA誘導体(外用剤)、過酸化ベンゾイル(外用剤)等では効果がありません。しかしそのような場合でも、低用量ピルは効果を発揮します。また、ピルであれば何でも効くのか、というとそうではありません。人によっては、ニキビが悪化することもあります。

また、ホルモン療法のメリットは、「効果が全身に及ぶ」、という点です。 ニキビがどんなにたくさんあっても、どんなに広い範囲であっても、「一日一錠飲むだけ」ですから、とても簡単です。

〈低用量ピルでの治療が適応になるニキビ〉※保険適応外

・思春期ニキビ
・大人ニキビ
・しこりニキビ
・一般皮膚科で3か月以上治らないニキビ
・美容皮膚科でレーザー治療を受けても治らないニキビ

低用量ピルの種類

ニキビ治療で使用される低用量ピル

低用量ピルでニキビ治療を行う場合には、主に「トリキュラー錠(成分:レボノルゲストレル・エチニルエストラジオール)」が使用されます。その他に「マーベロン錠(成分:デソゲストレル・エチニルエストラジオール)」という低用量ピルが使用されることもあります。女性のニキビ治療において、97%程度の割合の女性患者で効果が認められるとされています。しかし、これらの低用量ピルを使用しても効果が得られない場合もあり、抗男性ホルモン剤スピロノラクトン」を追加で、低用量ピルと併用する場合もあります。

※これらは全て、男性のニキビ治療には使用することができません。男性・女性共に難治性ニキビ治療については、イソトレチノインによる内服治療が有効とされています。下記の記事をご覧下さい。

用法用量(21日タイプ) ※トリキュラー錠 21日タイプ

・1日1回1錠、シートの番号順に沿って服用します。

・1~21錠目(赤茶6錠→白5錠→黄色10錠)の21日間続けて服用します。

・21日間飲み切ったら、翌日の22日目から7日間休薬します。

・服用21日間&休薬7日間の合計28日間が、生理周期1周期(1クール)です。

・休薬期間の翌日からは新しい周期として、必ず新しいシートの1錠目から服用します。

※ 休薬期間に「消退出血」と呼ばれる生理が起こります。通常の生理より軽く、出血がない場合もあります。ただし何周期も連続で出血がない場合は医師に相談してください。

※ 基本的には生理開始日から服用を開始してください。生理開始日から服用すると、服用初日から十分な避妊効果を発揮することができるため最も推奨されています。

※ 最大限の効果を得るために、毎日同じ時間帯に服用し、飲み忘れのないように注意してください。

※ 飲み忘れた場合は1日以内であれば気付いた時点で服用し、次の服用時刻と被った場合は2回分服用します。

※ 28日(28錠)タイプも存在ます。21日の低用量ピルを服用し、7日間に薬剤の成分が入っていない錠剤(プラセボ)を服用します。これは7日間の休薬を患者自身に認知しやすくし、次のサイクルの飲み忘れを防ぐためです。7日間の休薬期間をしっかりと認知でき、管理できるのであれば、21日タイプで問題ありません。

低用量ピルの副作用・使用上の注意点

体が慣れるまで、吐き気、だるさ、頭痛を感じる場合があります。一時的なものですが、2-3週間ほど続くことがあります。乳房の張りは、3-6ヶ月続くことがあります。ホルモンが安定すれば、不快な症状は消え、メリットだけを享受できます。ほとんどすべての方は、何も変化はありません。

また、服用を中止すれば、すぐに妊娠可能です。一ヶ月以内に排卵するケースがほとんどです。もちろん、胎児に悪影響はありません。

非常にまれではありますが、低用量ピルの重大な副作用として、血栓症が知られています。下肢の疼痛・腫脹・しびれ・発赤・熱感、突然の息切れ、胸痛、激しい頭痛、四肢の脱力・麻痺、舌のもつれ、会話困難、急性視力障害などの症状が初期症状になります。このような症状が現れた場合は直ちに医療機関を受診してください。

低用量ピルを購入する方法

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日本のクリニックでは美容目的(ニキビ治療)で低用量ピルを使用する場合、保険適応外の使用となるため、完全に自費診療となり、全体的に高価です。美容クリニック等で低用量ピルを使用する場合には、1クール(28日)の使用で診察から処方まで含めて、おおよそ6000~8000円ほどが費用として必要になってきます。個人での低用量ピルの購入であれば、500~2000円程度の費用となります。

低用量ピルを個人で購入するための海外医薬品通販サイト まとめ

低用量ピルを個人で購入するための主な海外医薬品通販サイトは、以下の通りです。

ユニドラ お薬の総合通販

くすりエクスプレス

・ベストケンコー

ここで記載しているサイトは、どこで購入しても問題ありませんが、扱っている規格や値段、配達速度などが異なるため、自分で納得するサイトをご利用下さい。オオサカ堂等のサイトについては、安全性の面から記載しておりません。

※新型コロナウイルス感染症の拡大に伴い、配送の遅延の可能性があります。

ユニドラ 

ユニドラは比較的新しい海外医薬品通販サイトです。流通ルートは他のサイトと大きな違いはありませんが、サイト自体の使用が若者向けに、使いやすいフォーマットになっており、女性のユーザーが比較的多いことも特徴の1つです。低用量ピルに関しては、他の2サイトに比べて安く購入することができます

くすりエクスプレス

シンガポールにある老舗の医薬品個人輸入代行ストアで、2010年の開店からの実績を誇ります。カスタマーサポートは日本人のみ、ストアの運営も日本人をメインで行なわれています。こちらも低用量ピルが取りそろえられています。

ベストケンコー

代表的な海外医薬品通販サイトの一つです。サイトも他と比べて最も使用しやすい様式になっています。取り扱いのある医薬品の種類が最も多いのも特徴です。

購入可能な低用量ピル 一覧

トリキュラー 21日タイプ

費用(1箱1シートあたり):約500~2000円※
発注単位(1箱1シートあたり) :21錠/シート 1シート入り
※料金は1~12箱で一度に購入する数量により、1箱あたりの料金が変動します。各ページをご覧下さい。

日本でも低用量ピルの代名詞として知られるトリキュラーは、有効成分に卵胞ホルモンのエチニルエストラジオールと黄体ホルモンのレボノルゲストレルを配合しています。3色の赤・白・黄色の錠剤を服用することによりホルモン分泌を正常に導くと共に、ニキビの発生を抑制します。ホルモンバランスが原因の女性の思春期ニキビ・大人ニキビの治療にも有効です。

トリキュラージェネリック 「トリフリー」 21日タイプ

費用(1箱1シートあたり):約500~2000円※
発注単位(1箱1シートあたり) :21錠/シート 1シート入り
※料金は1~12箱で一度に購入する数量により、1箱あたりの料金が変動します。各ページをご覧下さい。
※トリキュラーのジェネリック医薬品になりますが、費用としてもトリキュラーと大きな差はありません。そのため、まずはトリキュラー(先発品)から選択してみましょう

低用量ピル「トリキュラー」のジェネリック医薬品です。インドの大手製薬会社SAVAが製造販売している製品になります。トリキュラーと全く同一成分の薬剤であるため、同等の効果が期待できます。ホルモンバランスが原因の女性の思春期ニキビ・大人ニキビの治療にも有効です。

マーベロンジェネリック 「ジュリアナ」 21日タイプ

費用(1箱1シートあたり):約700~2600円※
発注単位(1箱1シートあたり) :21錠/シート 1シート入り
※料金は1~12箱で一度に購入する数量により、1箱あたりの料金が変動します。各ページをご覧下さい。

ジュリアナは代表的な低用量ピル「マーベロン」のジェネリック医薬品です。有効成分として卵胞ホルモンのエチニルエストラジオール・黄体ホルモンのデソゲストレルを含有しています。ニキビ治療という点では、圧倒的に「トリキュラー」が使用されており、わずかにですが、トリキュラーの方がニキビ治療の効果は優れるとされています。しかし、何かしらの問題や好みの問題で、ジュリアナが使用されることもあるようです。トリキュラーに比べてやや費用が高価となっています。

低用量ピル製品 一覧

 

製品名 販売サイト 料金 包装
トリキュラー 約500~2000円※
(ユニドラ)

1箱1シートあたり :
21錠/シート
1シート入り

トリフリー 約500~2000円※
(ユニドラ)
1箱1シートあたり :
21錠/シート
1シート入り
ジュリアナ 約700~2600円※
(ユニドラ)
1箱1シートあたり :
21錠/シート
1シート入り

※料金は1~12箱で一度に購入する数量により、1箱あたりの料金が変動します。各ページをご覧下さい。

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